スーツサイズ換算ナビ——「A5」「AB6」を60秒で読む
既製スーツのタグの英数字は暗号ではありません。英字=体型(胸と腹の差)、数字=身長。3つの寸法を入れれば、あなたの区分と海外サイズの目安まで一度に出ます。オーダーの席でも、この語彙が通じると話が速い。
※チェストは脇の下の最も太い位置、ウエストはへそ周りを水平に。判定はJIS L 4004系の一般的な区分に基づく目安で、ブランドにより運用が異なります。
読み方の原理
体型記号はドロップ(チェスト−ウエスト)で決まります。差が大きいほど絞りの強い型です。
| 記号 | Y | YA | A | AB | B | BB | BE | E |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ドロップ目安 | 16cm | 14cm | 12cm | 10cm | 8cm | 6cm | 4cm | 0cm |
| 体型の傾向 | 細身 | 標準 | がっちり | ゆったり | ||||
号数は身長です。3号=160cm、4号=165cm、5号=170cm、6号=175cm、7号=180cm、8号=185cm前後(各±2.5cm程度)。つまりA5=標準体型で身長170cm前後、AB6=やや厚みのある体型で175cm前後、と読みます。
国際サイズ対応の目安
海外表記は身長を捨て、ほぼチェスト寸法だけで刻みます。EUはチェスト(cm)の約半分、UK/USはインチ換算です。
| チェスト | 88cm | 92cm | 96cm | 100cm | 104cm |
|---|---|---|---|---|---|
| EU | 44 | 46 | 48 | 50 | 52 |
| UK / US | 34 | 36 | 38 | 40 | 42 |
| 日本(A体基準) | A3前後 | A4〜A5 | A5〜A6 | A6〜A7 | A7〜 |
編集部注:インポートスーツは同じ「48」でもイタリア型は肩が薄く袖が細いなど、国・ブランドの型差が数字より効きます。表は試着の入口としてだけ使ってください。
この数字をオーダーでどう使うか
自分の区分を知る最大の価値は、既製で「合わない箇所」を言語化できることです。「AB体だが肩はA体寄り」「Y体だが太もも は張る」——この一文が言えると、パターンオーダーの補正で足りるのか、イージーオーダー以上が要るのかを店側が即座に判断できます。ブランドごとの補正範囲は比較表を参照。